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中央労働基準監督署が司法処分とした事例・監督指導した事例

1 司法処分とした例
(1)事例1(業種:出版業)
   会社及び代表者を最低賃金法違反の容疑で、東京地方検察庁に
   書類送検した例。

【事件概要】
労働者から賃金不払いに係る申告が繰り返しなされ、そのたびに行政
指導を行ったが、いずれも是正されることがなかったため、厳正に対
処し、書類送検に踏み切った。

(2)事例2(業種:建設業)
   解体工事現場で、死亡災害を発生させた建設会社(元請建設株式会社
   と代表者他)を労働安全衛生法違反の容疑で,東京地方検察庁に書類
   送検した例。

【事件概要】
解体工事現場において、労働者に6階の開口部付近で廃棄物を地上1
階まで落とす作業を指示したが、その際、開口部付近に墜落防止用の
手すり等を設けず、作業中の労働者1名から15m下の地上に墜落し
死亡した。

法令上必要な墜落防止措置を講じていなかったことが判明したことか
ら、厳正に対処し、司法処分とした。