厚生労働省が発表した5月の毎月勤労統計調査によると、労働者1人
当たりの平均賃金を示す現金給与総額に、物価変動を反映した実質賃
金は、前年同月比1.8%減となり、2カ月連続の減少となった。
名目賃金は、同1.0%増の27万7,016円と5カ月連続で上昇したものの
物価の上昇が、名目賃金の伸びを上回る結果となった。